
左がリニューアル後の新商品、右がリニューアル前の旧商品

今回のリニューアルのコンセプトは「具材充実!!」
どうもオサーンです。今回はちょっといつもとは趣向を変えて、4月下旬より順次発売となった日清食品の「カップヌードル」を、リニューアル前とリニューアル後で食べ比べてみたいと思います。「具材充実!!」をコンセプトに今回リニューアルされましたが、その最大の要素が多くの方がご存知のように、通称「謎肉」ことダイスミンチが待望の復活を遂げたことです。しかも今までのコロ・チャーに置き換わるのではなく、コロ・チャーも引き続き入っているとのことで、ダブルミートヌードルという仕様になったわけです。これは驚きですね。

左が新商品、右が旧商品。上ブタの絵柄で新旧の区別がつきます
購入に当たり注意が必要なのが、スーパーやコンビニなど小売店では、たいていの場合は在庫の旧商品が捌けるまでは新商品が店頭には並ばないということです。なので、発売後も店頭に並んでいるものは旧商品である可能性が高く、せっかく買っても「謎肉」が入ってない!なんてことになるので、フタの絵柄できちんと新商品を選んで買う必要があります。
前置きが長くなりましたが、早速開けてみましょう!

左が新商品、右が旧商品 具材充実というほどのわかりやすい量の違いはない
おぉ!具材充実!・・・とわかりやすくはいきませんw カップヌードルシリーズは他商品に比べてもともと具材はかなり充実していたわけで、旧商品だからといって、新商品にあっさり遅れを取るような生半可なヤツではありません。そこでネタ記事みたいになってしまいますが、思い切って中のかやくを穿り出して比較してみました!

左が新商品、写真上からダイスミンチ(謎肉)、コロ・チャー、エビ、卵 右が旧商品、上からコロ・チャー、エビ、卵
個体差はあるかもしれませんが、今回私が手に入れた新商品のダイスミンチの数は4個でした。そしてコロ・チャーも4個。ただこのコロ・チャー、6個入っていた旧商品に比べて数だけではなく大きさもかなり小さかったです。コロ・チャーとてもおいしいのでこれはちょっとショックかな。肉のボリュームを考えると、旧商品のコロ・チャーのボリュームがかなりあるので、ダイスミンチを入れても互角か、やや旧商品優勢に見えます。しかし、エビと卵については明らかに新商品の量が勝っています。復活する謎肉(ダイスミンチ)に注目が集まっていましたが、まさかエビと卵の増量があったとは!今回のダイスミンチの投入には、円高による原材料の高騰によって、原価の高いコロ・チャーと置き換えることによってコストの抑制を図ろうとするメーカーの意図があるという論調を見かけましたが、確かにコロ・チャーは明確に減っているけど、トータルの原価的には他の具の追加と増量である程度トレードオフになってしまうんじゃないかという印象を受けました。個人的に長くカップ麺ブロガーとして消費者の立場で見てきた日清食品というメーカーに抱く印象は、そんな消費者にわかってしまうわかりやすいコストダウンをするようなプライドの低いメーカーではないということ。少なくとも看板ブランドのカップヌードルで原価の調整をしてくるようなメーカーには見えません。このあたり他社とはちょっと見ている場所が違うように感じられます。今回ひょっとしたらコストダウンをしているのかもしれませんが、少なくとも私レベルで目に見えるようなことはしていないということは確かです。

3分後フタを開けたすぐ後の状況 左が新商品、右が旧商品
お湯を入れて3分後、フタを開けると、明確に卵の量の違いがはっきりしてきます。でもどちらもかなり具だくさんですよね。このあたりさすがカップヌードルですよね。新旧関係なくすごいところです。なかなかこのレベルの具が入っているカップ麺はありません。


上が新商品、下が旧商品
では実食。
スープは、「ペッパーを利かせたコクのあるオリジナルしょうゆスープ」とのことですが、飲み比べるとホント小さな差ですが、新商品は旧商品に比べると塩気の刺さり方がまろやかです。これは2つきちんと同時に飲み比べてみないとわからないレベルの差です。しかし栄養成分を見ると逆にスープの塩分が新商品の方が多くなっているので、ペッパーが減っているとか、塩分とは別の部分なんでしょうね。もしくは、素人がカップ麺にお湯を入れているのでry・・・w
麺は、「湯のびしにくく、しなやかでコシとつるみのある麺」とのことですが、これについてはハッキリ言えます。新旧で違いなんてありません。食べた感じ、まったく同じ麺です。カップヌードルシリーズは味によって麺の太さに多少の違いがありますが、このノーマルカップヌードルに関しては新旧変わらずいつもの絶妙にフニャフニャした、どんなスープにもマッチするオールマイティーなあの麺です。油揚げ麺臭が苦手な自分にとって、この麺は油揚げ麺臭をある程度無力化してくれるありがたい麺です。
具は、「ダイスミンチを追加。ほかに、コロ・チャー、エビ、ネギ、たまご」とのことですが、新旧の量については先ほど書いたとおりです。食べてみて思ったのは、旧商品のコロ・チャーのボリュームはやはり偉大だということ、それに比べて新商品は謎肉はともかくとして、コロ・チャーがとても小さく、コロ・チャーの良いところである肉感とかジューシーな魅力が、小さくなったことによってほとんど感じられなくなってしまいました。食べる前は、ある意味カップヌードルの真価の象徴でもあるコロ・チャーがダイスミンチと共存してくれることを個人的に高く評価していましたが、この大きさのコロ・チャーが入るくらいなら、いっそのことなくして謎肉の量を増やしてもらうほうが良いと感じました。
オススメ度(標準は3です)
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
新旧比較の締めとして、旧が新になったところで大枠で味が変わるわけではなく、どちらも買いなのは間違いありません。ただ、自分がコロ・チャーが好きだということもあり、新商品の方のコロ・チャーに大きさに納得いかなかった分、ちょっと旧商品に軍配を上げたいと思います。謎肉はよくも悪くも謎肉、好きな人にはたまらないだろうし、それが買う理由になる方にはオススメです。4個しか入ってなかったですが。
謎肉が加わるってことで比較しているのに、結局あんまり記事中で謎肉に触れていないという悲劇というか喜劇。謎肉もコロ・チャーも、どちらもジューシーですね。肉感はコロ・チャーが上回りますが、牛肉の(ような)味については謎肉の方に強く感じます。個人的には以前から書いていますがコロ・チャーの方が好きです。
品名:カップヌードル
メーカー:日清食品
発売日:2015年4月下旬
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:なし
定価:税別180円
取得価格:税込184円(セブンイレブン)
製品URL:https://www.nissin.com/jp/products/items/2849
リニューアル後商品(謎肉入)
標準栄養成分表
1食77g(めん65g)あたり
エネルギー:353kcal
たん白質:10.7g
脂質:15.2g
炭水化物:43.4g
ナトリウム:1.9g(めん・かやく0.9g スープ1.0g)
ビタミンB1:0.20mg
ビタミンB2:0.22mg
カルシウム:95mg
リニューアル前商品(謎肉無)
標準栄養成分表
1食77g(めん65g)あたり
エネルギー:343kcal
たん白質:10.6g
脂質:12.3g
炭水化物:47.5g
ナトリウム:2.0g(めん・かやく1.1g スープ0.9g)
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:113mg
日清食品HP:https://www.nissin.com/jp/
メーカー:日清食品
発売日:2015年4月下旬
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:なし
定価:税別180円
取得価格:税込184円(セブンイレブン)
製品URL:https://www.nissin.com/jp/products/items/2849
リニューアル後商品(謎肉入)
標準栄養成分表
1食77g(めん65g)あたり
エネルギー:353kcal
たん白質:10.7g
脂質:15.2g
炭水化物:43.4g
ナトリウム:1.9g(めん・かやく0.9g スープ1.0g)
ビタミンB1:0.20mg
ビタミンB2:0.22mg
カルシウム:95mg
リニューアル前商品(謎肉無)
標準栄養成分表
1食77g(めん65g)あたり
エネルギー:343kcal
たん白質:10.6g
脂質:12.3g
炭水化物:47.5g
ナトリウム:2.0g(めん・かやく1.1g スープ0.9g)
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:113mg
日清食品HP:https://www.nissin.com/jp/
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