東京にいる時は毎日のように新しいラーメン店を開拓するフロンティアスピリッツに溢れた?生活をしていたのですが、札幌に来てからは評判を聞く店はどこも味噌ラーメンばかりで、味噌ラーメンをイマイチ好きになれない私は、そのうち開拓を諦めて醤油ラーメンのおいしい「てつや」かそれなりのとんこつラーメンを出してくれる「ばりきや」ばかり行く生活になり、いつしかあんまりラーメンを食べに行かない生活をするようになってしまいました。正直、好みじゃないラーメンを食べるならカップ麺の方がいいやと思うようになって、こんなにカップ麺を食べるようになったという部分もないわけじゃありません。

ラーメン店に行かずに引き篭るようになって数年、札幌のラーメン店の情報を一切仕入れないようになっているうちに、札幌で生まれている新しい波に完全に乗り遅れてしまっていたようです。お恥ずかしい話ですが、札幌在住ではない、我が「ひたすら食いまくる会」神奈川支部長の友人氏から札幌にも味噌ではないおいしい店がたくさんありそうだと聞き、氏から推薦された店に行ってみることにしました。

今回まず行ってみることにしたのが、平岸にある「麺 eiji」というお店。事前に仕入れた情報によると、魚介ととんこつのWダシ(Wスープ)を売りにラーメンとつけ麺を出すお店らしく、東京で食べたことのある「青葉」か「俺の空」みたいな感じなのかなと想像しながらお店に行きました。

お店は、環状通りと平岸通りの交差点から平岸通りを北側に進み、北海道銀行の手前にある小さい建物にありました。小さい店なので見逃してしまいそうな感じですが、お店の黄色いのぼりを目印に歩くとわかりやすいと思います。残念ながらお店に駐車場はないので、環状通りをはさんで反対側にある西友の駐車場(2時間まで無料)に買い物をする体で(きちんとカップ麺とパンを買いましたよ!)停めさせてもらい、そこから3分ほど歩いてお店に行きました。

さてお店に着くと、ちょうど18時頃で夕飯時としては早い時間のためか先客は一人しかおらず、カウンターのみの8席しかないにもかかわらずスンナリと座ることができました。並ぶことも覚悟していたのでラッキーでした。店内はお洒落だが過度にはお洒落すぎず、流行のボクトツな感じのラーメン店の内装とは一味違う感じでした(ボキャブラリーないのでうまく表現できなくてスイマセン)。お店はどうやら、黙々と調理しているイケメン?なご主人と、笑顔を絶やさずに客への対応と調理の補助をする美人な奥さんの若い夫婦?で切り盛りしているようで、なんだかとても良い感じでした。頑張っているラーメン店特有の大きな掛け声があるわけではなく、だからと言って無愛想なわけでもなく、なんか素敵な距離感でした。

私が注文したのは、メニューに「謹製」と書かれている「濃厚魚介豚骨麺」と「濃豚つけBUTO」の2枚看板?のうち、後者の「濃豚つけBUTO」。ラーメン店を開拓するという久々の新しい試みだったので、今までなら食べなそうなものを食べようと思い選択しました。麺が茹で上がるのに10分程度かかり、他のラーメンとは待たされる時間が違うそうです。

そんでもって出てきたつけ麺はこんな感じ。



第一印象は、麺が太くて黒い!ラーメンとは思えない異端児ぶりに期待がさらに大きくなりました。そして、つけ汁からは強烈な魚介臭が漂います。ではいただきます。



まずつけ汁ですが、中には角切りのチャーシューがゴロゴロ入っていて、表面には白ゴマとネギが浮いています。とんこつと魚介のバランスが良くて、コッテリとしていますが塩気が強いわけではありません。とんこつ好きの私には嬉しいとんこつ臭があって好みの味でした。もうちょっとコッテリしているのかと思ったんですが、一杯の中でひとつの味一辺倒ではなく、魚の風味が漂いながら濃厚なとんこつしょうゆの味を楽しめておいしかったです。



麺は極太でモチモチの黒い麺。他の方のサイトに拠れば、全粒粉を使用しているとのことで、この色は頷けます、健康的ですねー。つけ汁がかなり濃厚なのに、つけ汁に負けない存在感があり、よく考えられていると感じました。上にのっている白髪ネギも良いアクセントになっていておいしかったです。

もう間違いなくおいしいつけ麺で、ファンが多いのも頷けます。でも正直、このラーメンを何度でも通って食べたいと思うほどおいしかったわけではなく、これだけ食べただけならば札幌ラーメンの新しい風は感じられなかったのかもしれません。しかし風はしっかり吹いていました。今回は父と一緒に食べに行っていたのですが、その父が食べていた「濃厚魚介豚骨麺」醤油のスープを一口貰ったのですが、ビュービュー突風が吹き荒れたのです。なんでしょうね、札幌では絶対味わえないと思っていた濃いとんこつスープと天下一品を思わせるまるで粉のような(笑)ドロドロ。今度はこれを食べにこなければならないと決意し、店を後にしました。



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