東洋水産のしお焼そば3種「俺の塩」「やきそば弁当 旨塩」「焼そばバゴォーン 塩味」を比較

今回は、東洋水産製のカップ焼そばのうち、しお焼そばの代表的な商品である、全国展開の名作「俺の塩」、北海道限定の「やきそば弁当 旨塩」、そして東北・信越地域限定の「焼そばバゴォーン 塩味」の3種を食べ比べていこうと思います。はい、今週発売の新商品が少なくて、残念ながら在庫が底をついてしまいました。3種とも同じカップサイズの商品で、青を基調としたデザインなのが共通しています。

先日、東洋水産の「ソース焼そば」3種類を、今回と同じように比較していきました。「俺の塩」ではなく「昔ながらのソース焼そば」と、他2つは「やき弁」「バゴォーン」です。なかなか好評いただいたようなので、今回の記事は2匹目のどぜうを狙っています。いやそれはウソで、前回の3種類を買う時にしお焼そば3種も一緒に購入し、ネタがない時にレポしてみようと思っていた次第です。

さて今回の3種類のしお焼そばですが、知名度では「俺の塩」が突き抜けているのは間違いないですよね。「俺の塩」はしお焼そばの括りを超え、東洋水産のカップ焼そば商品の代表選手の感があります。それに比べてしまうと「やき弁」や「バゴォーン」はソース焼そばこそ食べたことある人が多そうですが、しお焼そばはともに発売が2017年と最近で、出ていることすら知られていないことが多いのではないでしょうか。食べる前の印象では、さすがに名作の「俺の塩」の前では「やき弁」や「バゴォーン」と言えども分が悪そうに見えますが、果たしてどうなんでしょうか。

なお、「やき弁」には「中華スープ」、「バゴォーン」には「わかめスープ」がついていて、どちらも麺を戻したあとのお湯で作るのですが、今回の記事ではスープについては触れません。「ソース焼そば」と同じものがついているので、そちらの記事を参考にしていただけると幸いです。大したこと書いていないですけどね。

前置きが長くなってしまいましたが、3種のしお焼そばの比較を行っていきたいと思います。どうぞお付き合いください。



内容物の比較



こちらは「俺の塩」。液体ソースと粉末ソースの2種類のソースが入っています。スープは付属していません。



左が「やきそば弁当」で右が「焼そばバゴォーン」。「やき弁」には液体ソース、「バゴォーン」には粉末ソースと特製油が別添されていました。「やき弁」と「バゴォーン」は兄弟商品であることは以前の記事で触れましたが、兄弟なのはソース焼そばであって、しお焼そばになると従兄弟みたいな関係なんですかね。同じしお焼そばでもだいぶ方向性が違うようです。

商品概要

品名:マルちゃん 俺の塩
メーカー:東洋水産(全国展開)
発売日:1997年7月
リニューアル日:2014年11月10日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:3袋(液体ソース・粉末ソース・かやく)
定価:税別180円
取得価格:税込158円(イオン)

品名:マルちゃん やきそば弁当 旨塩
メーカー:東洋水産(北海道限定)
発売日:2017年2月6日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:3袋(液体ソース・かやく・ふりかけ+中華スープ)
定価:税別180円
取得価格:税込108円(イオン)

品名:マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩味
メーカー:東洋水産(東北・信越地区限定)
発売日:2017年2月6日(月)
リニューアル日:2018年2月5日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:4袋(粉末ソース・かやく・特製油・わかめスープ)
定価:税別180円
取得価格:税込124円(イオン)

1997年に発売された「俺の塩」がダントツの歴史を誇り、「やき弁」と「バゴォーン」はシリーズとしては先輩なものの、しお味の発売はともに2017年で新しい商品となっています。「バゴォーン」は2018年にリニューアルされています。


栄養成分表

品名:マルちゃん 俺の塩
1食122g(めん100g)あたり
エネルギー:582kcal
たん白質:10.0g
脂質:30.7g
炭水化物:66.3g
食塩相当量:4.1g
ビタミンB1:0.67mg
ビタミンB2:0.40mg
カルシウム:214mg

品名:マルちゃん やきそば弁当 旨塩
1食115g(めん90g)あたり
エネルギー:516kcal
たん白質:12.5g
脂質:26.0g
炭水化物:57.9g
食塩相当量:5.6g(うちスープ2.2g)
ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:207mg

品名:マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩味
1食109g(めん90g)あたり
エネルギー:535kcal
たん白質:10.4g
脂質:28.4g
炭水化物:59.4g
食塩相当量:4.8g(うちスープ1.3g)
ビタミンB1:0.72mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:207mg

ソース焼そばでは、3種すべて麺量100gでしたが、今回は「俺の塩」のみ100gで、「やき弁」と「バゴォーン」は90gと量がちょっと少なくなっています。ソース焼そばよりもソースにコストがかかるのでしょうか。麺量の違いに伴い、カロリーも「俺の塩」が最も高く、「やき弁」が低カロリーとなっていますが、必ずしも低カロリーが歓迎材料にならないのがカップ麺です。目的地まで一番近いバス停まで行けたとしても、そこから先がつながらないのなら遠回りも必要ですよね。急にローカルバス旅の話です。ちなみに不評と言われるバス旅Zも好きです。2人共もっとやる気出せよな。テンション上げないところが味なんですけどね。



湯戻し前の麺とかやくの比較



左が「やきそば弁当」、中央が「俺の塩」、そして右が「焼そばバゴォーン」。だいぶ見づらいですが、麺の太さは「バゴォーン」>「やき弁」>「俺の塩」。「俺の塩」のみ湯戻し時間1分で他は3分です。また、「俺の塩」の麺は黄色っぽく、「やき弁」は白っぽい、そして「バゴォーン」の麺は褐色です。「俺の塩」と「バゴォーン」は麺にしょうゆが練り込まれていますが、「やき弁」には入っていないので、しょうゆの量による色の違いかもしれません。

具は「俺の塩」のみ独自色が強く、ホタテの形状をしたかまぼこやキクラゲ、ニンジンが入り、海鮮焼そばとか中華焼そば感が出ています。「やき弁」と「バゴォーン」はともに挽肉とキャベツの構成ですが、「バゴォーン」の挽肉の量が大きく勝り、一方でキャベツは「やき弁」がやや上回るようです。

それでは今回は各個撃破スタイルで食べていきたいと思います。敵の前線は伸び切っているぞ!いやそんなこと言う前にオマエの麺が伸びてくるのを心配しろって感じですよね。3つも食べるんだし。

マルちゃん 俺の塩



ソースは「豚の旨みをベースに、昆布とほたての旨みを利かせた海鮮塩味ソース」とのこと。海鮮風味に強めのしお味が効いたソースです。太く海鮮を効かせつつ、それとともに香ばしいごま油の香りも広がり、海鮮味であり中華焼そばでもあるソースに仕上がっています。このブログでは「俺の塩」はたらこ味の派生商品ばかり食べていて、ノーマル商品を食べるのは久々でしたが、こんなにごま油強かったかな?と思うくらい強い味だと感じました。安定感は抜群で、これはやっぱりうまいですね。さすが定番人気商品。



麺は「湯戻し1分で食べられる、コシが強く弾力のある細麺」とのこと。今回の3種の中では最も細い麺を、最も短い1分で湯切りすることにより、細いながら最もかたい食感の麺となっています。油揚げ麺臭は麺の地の味なのか、ソースの効果なのかは判別つかないですが、今回の3種の中でも最も小さく、麺がソースの味の邪魔をしていないのは素晴らしかったです。縮れてなければとんこつラーメンみたいな麺ですね。



具は「キャベツ、貝柱風かまぼこ、きくらげ、にんじん」とのこと。貝柱風かまぼこ、キクラゲ、ニンジンという、他の2種には入っていない具を揃え、一方で他の2種には入っている肉系の具は入っていません。海鮮焼そばらしさが強く出ています。ただ、貝柱風かまぼこはそれほどホタテっぽくはなく、食感は完全にかまぼこでした。日清食品やサンヨー食品の商品に入っていた貝柱と見紛うほどの食感はなかったです。具の量は定価180円商品としては水準的な、やや物足りないボリュームでした。



マルちゃん やきそば弁当 旨塩



ソースは「豚の旨みをベースに、香味野菜と魚介の旨みを加えたコクのあるソース」とのこと。この説明文を見る限りは、上の「俺の塩」と似ている味なのかなと思いましたが、実際食べてみるとまったく異なる味でした。ポークベースでしお味が前に出たソースで、3種の中で最もクセがない、ストレートなしお味のように感じられます。クセがない=特徴がないと置き換えることもでき、他2種に比べて強調材料があまり見つからないかなという印象でした。



麺は「歯ごたえとコシのある細めの麺」とのこと。他2種の中間の太さの麺ですが、他2種に比べるとソースの主張が小さいため、油揚げ麺臭が前に出てきてしまっています。この油揚げ麺の味も「やき弁」の魅力なのかもしれませんが、素直なしお味ソースを活かすためには少し邪魔な味のように感じられました。昔、やき弁はソース焼そばでも油揚げ麺の味が前に出てしまっていて、私はそれが受け付けなかったんですよね。今はバランスの取れた味になっていますが、その時の記憶がちょっと蘇りました。



具は「キャベツ、味付挽肉、パセリと黒胡椒のふりかけ、中華スープ付」とのこと。キャベツの量は3種で最も多いです。挽肉は、ソース味のものと比べると粒が小さく、量も少ないです。ダイス肉のノーマルやき弁に比べて鶏肉が多く使われているような味と感じましたが、実際のところはよくわかりません。3種の中では最も具が弱いように思います。パセリと黒胡椒のふりかけはそれなりに存在感があり、おとなしめなソースにパンチを与えていました。



マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩味



ソースは「鶏の旨みをベースに、たまねぎ、ガーリックを加え、ブラックペッパーを利かせた塩味ソース」とのこと。他2種は豚ベースでしたが、この商品のみ鶏ベースのソースとなっています。しお味なのは共通でも、「バゴォーン」のソースはスパイスやガーリックのパンチが強く、激しいとまではいかないものの、しっかりエッジの立った味に仕上がっています。3種の中で最も正統派なしお焼そばの味という印象でした。



麺は「なめらかで弾力のある麺」とのこと。3種の中で最も太い麺です。「バゴォーン」のソース味と比べてもそれほど変わらない太さのように見えました。太めの麺なのでどうしても油揚げ麺臭はやや感じられてしまうものの、ソースの味が強いため、「やき弁」に比べると目立っていませんでした。私のようにどうでも良いところで神経質な人でなければそれほど気にならない程度だと思います。



具は「キャベツ、味付挽肉、わかめスープ付」とのこと。挽肉の量は「やき弁」よりだいぶ多く、粒も大きいです。こちらもノーマルバゴォーンのダイス肉に比べて鶏肉が多いように感じました。キャベツは量こそ今回の3種の中で最も少なかったですが、大きめのカットで緑が鮮やかでした。これは単なる個体差かもしれません。

オススメ度(標準は3です)

俺の塩:★★★★★☆☆☆☆☆(5)
やきそば弁当 旨塩:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2)
焼そばバゴォーン 塩味:★★★★☆☆☆☆☆☆(4)

すべて同じメーカーから出ているしお焼そばなんですが、3種3様の味で面白かったです。「俺の塩」は言わずもがな、やはり名作と謳われるだけあるおいしさで、海鮮とごま油が程よく効いた強めのしお味のソースは秀逸でした。「やき弁」は3種の中で最もストレートなしお味でしたが、クセが少ないゆえに油揚げ麺臭がいちばん前に出てきてしまうバランスとなり、少し気になるところでした。「バゴォーン」はガーリックとスパイス感でなかなかパンチのある味に仕上がっていておいしかったです。スープを比較の遡上に乗せていないので「やき弁」や「バゴォーン」にとってフェアではない比較かもしれませんが、「俺の塩」の安定感と「バゴォーン」の奮闘が印象に残る比較でした。

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