「とんこつラーメン」も「MAX」化で麺量100g!

今回のカップ麺は、エースコックの「スーパーカップMAX とんこつラーメン」。2018年9月24日発売の、「スーパーカップ」シリーズの新商品で、麺量が90gから100gに増量した「スーパーカップMAX」3品のうちのひとつです。「MAX」はすでに「しょうゆラーメン」と「みそラーメン」をレポ済で、今回の「とんこつラーメン」が3品のトリを飾ることになります。

実はこのブログで「スーパーカップ とんこつラーメン」を食べるのは久しぶりで、前回食べたのはまだ「カドメン」ではなく「3Dめん」だった頃の2009年8月で、実に10年近くご無沙汰してしまいました。スーパーカップからは通常商品の「とんこつラーメン」以外にも、「超スーパーカップ1.5倍 砕き豚骨ラーメン」とか「超スーパーカップ1.5倍 厚切焼豚とんこつラーメン ねぎ増し」、「極みのスーパーカップ1.5倍 超まろ豚骨ラーメン」といった派生商品が出ていたのであまりご無沙汰な感じはしていませんでしたが、今回食べる段になってどんな味だったかな?と思い返そうとしたところ、まったく記憶がなかったので気づきました。派生のとんこつ商品は、油揚げ麺商品としてはとんこつ感を出そうとしている様子が窺えるという印象がありました。

さてここまでこのブログでは、新商品の「スーパーカップMAX」を「しょうゆラーメン」と「みそラーメン」でレポしてきました。ここまでのところ、麺量10g増の威力は絶大で、麺量が増えることで懸念された他の部分でのコストカットの影響も、「カドメン」ではなくなったという一抹の寂しさがあること以外は比較的軽微に留めてきている印象です。今回の「とんこつラーメン」では果たしてどうなっているのでしょうか。今回も旧作である「スーパーカップ1.5倍 とんこつラーメン」と比較しながら進めていきたいと思います。



商品概要



左が新商品の「スーパーカップMAX」で、右が旧商品の「スーパーカップ1.5倍」。新商品の「MAX」では旧商品「1.5倍」の粉末スープとかやくが統合されて「かやく入り粉末スープ」となり、小袋がひとつ減っています。かやくの個装では中身が見えていたものが、かやく入り粉末スープになって中身が見えなくなりました。かやくを隠したいのか?!これはなんかアヤスィ香りがしなくもないですが・・・



左の新商品「MAX」は「かやく入り粉末スープ」を、右の旧商品「1.5倍」は粉末スープとかやくをカップに開けた状態です。「MAX」のかやくが粉末まみれで何がどれくらい入っているか状況がよく掴めません。これはますます怪しい雰囲気がしてきましたよ。よっぽど隠したい何かがあるのか!?とまぁ煽りはこれくらいにしといて、粉まみれの状況でぱっと見た感じでは、「MAX」は粉末スープが増量しているのに対して、具が少しボリュームダウンしている印象を受けました。

品名:スーパーカップMAX とんこつラーメン
メーカー:エースコック
発売日:2018年9月24日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:2袋(かやく入り粉末スープ・調味油)
定価:税別200円
取得価格:税込102円(イオン)

栄養成分の比較

スーパーカップMAX とんこつラーメン
1食120g(めん100g)あたり
エネルギー:558kcal(めん・かやく462kcal スープ96kcal)
たん白質:14.0g
脂質:24.8g
炭水化物:69.6g
食塩相当量:7.6g(めん・かやく2.7g スープ4.9g)
ビタミンB1:0.38mg
ビタミンB2:0.51mg
カルシウム:457mg

スーパーカップ1.5倍 とんこつラーメン
1食112g(めん90g)あたり
エネルギー:517kcal(めん・かやく424kcal スープ93kcal)
たん白質:13.8g
脂質:23.1g
炭水化物:63.4g
食塩相当量:7.4g(めん・かやく2.3g スープ5.1g)
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:236mg

麺量が10g増量して100gになったことにより、全体カロリーはMAXが上回っています。「しょうゆラーメン」や「みそラーメン」では全体カロリーが増えていたにもかかわらず、スープのカロリーは「MAX」の方が小さいという逆転現象が起きており、これは必要なお湯の量を少なくしたことのより液体スープを減らしたからではないかというのは前のレポで触れてきました。しかし今回の「とんこつラーメン」では、スープもしっかり「MAX」の方が高カロリーです。必要なお湯の量は520mlから480mlに減っているのに、スープのカロリーは「MAX」が勝っているこの状況は、今回かなりこってりなスープに変更していると推測するに難くありませんよね。カルシウムが倍増しているもその証左かもしれません。これはインパクトある味を期待できそうです。



完成写真の比較



新商品の「スーパーカップMAX」。フタ開けてすぐわかったのは、ねぎが増えていること。一方で、肉そぼろがなくなってしまい、またキクラゲや揚げ玉が減っている印象を受けました。「1.5倍」ではほぼ存在感のなかった紅ショウガの粒が大きくなっていることもわかります。麺は丸くなり、よりとんこつラーメン然としたフォルムになったように思います。



こちらは旧商品の「スーパーカップ1.5倍」。スープの泡立ちが「MAX」より強いです。その泡の影響で具の全貌が見えづらくなっていますが、具の量は「MAX」よりだいぶ多いです。ねぎは少ないものの、キクラゲや肉そぼろが多く、比べてみるとちょっと黒っぽいことがわかります。



「MAX」はとんこつ臭や紅しょうがで派手だが、深み厚みがあるのは「1.5倍」のスープ

スープは「数種のポークエキスに香味野菜の旨みを利かせたコクのある豚骨スープ」で、「ジンジャーやガーリックを利かせることで後を引く美味しさに仕上げ」たとのこと。別添調味油にとんこつ臭が付与されており初撃の強いスープで、それに加えて食べ進めていくうちに具として入っている紅しょうがの風味が強く感じられてきます。

とんこつ臭では新商品の「MAX」が「1.5倍」を大きく上回ります。また紅しょうがのわかりやすい風味がついているため、派手で且つ華やかな味という点では「MAX」に軍配が上がります。しかし、後味として感じるとんこつ感、そして豚脂の風味では「1.5倍」の方が強く、「1.5倍」の方がだいぶ奥深さを感じるスープに仕上がっています。食べ初めのインパクトでは「MAX」が勝っているものの、食べ進めていくうちにとんこつの厚みを感じられて明らかに「1.5倍」の方が飲み応えを感じるようになってきました。調味油でつけられたとんこつ臭は、口が慣れてくるとあまり意識できなくなってくるように思います。

私はとんこつ臭バカで、とんこつ臭がしていればどんなとんこつスープでもたいがいおいしいと言ってしまうタチですが、今回に限っては「1.5倍」のスープの方が厚みがあっておいしかったです。「MAX」はスタートダッシュと二の脚の速さで大きく先行してそのまま逃げ切りを図ったものの、最終的には底力勝負になってしまい、「1.5倍」が最後の直線で力強く抜け出してきた感じです。「しょうゆ」や「みそ」の時と異なり、今回のとんこつスープでは「1.5倍」が古馬の壁のごとく立ち塞がり、ごまかしが効かなかった印象でした。

丸刃で少し細くなったことにより、とんこつラーメンらしさが増した



新商品「スーパーカップMAX」の麺。丸麺であることがわかります。



旧商品「スーパーカップ1.5倍」の麺。「カドメン」なので角麺です。新商品「MAX」の麺に比べてひとまわり太いようです。

麺は「しっかりとした弾力があり、口の中で存在感のあるめん」で、「歯切れの良い豚骨らしいめんにし」たとのこと。「1.5倍」で使用されている「カドメン」よりもひとまわり細い、中細油揚げ麺が使用されています。

もともと「1.5倍」で使われている「カドメン」が他の味に比べると細めのため、今回「カドメン」から丸刃の麺に変更になっても、それほど大きな影響を感じませんでした。むしろ丸くちょっと細くなったことでとんこつラーメンらしさが増し、「カドメン」ではなくなったことが良い方向にいったように感じます。新旧どちらも噛み応えがしっかりしており、とんこつラーメンのバリカタを少し思わせるようなかたさがあります。

麺量10g増で100gになったことにより、食べ応えも大きく増しました。スープについては「1.5倍」の方が良いと思いましたが、麺はとんこつらしさ、食べ応えの点で「MAX」が進化したと考えて良いのではないかと思います。

ねぎ増量でとんこつらしさが増したものの、キクラゲが減ったのは残念



新商品「スーパーカップMAX」の具。ねぎが増量されてかなり目立っています。一方で、肉そぼろがオミットされ 、キクラゲの量が減ったように見えます。



旧商品「スーパーカップ1.5倍」の具。肉そぼろとキクラゲで、ねぎ主体の「MAX」に比べると黒っぽい色の具の構成です。

具は「風味の良いごま、揚げ玉、紅しょうが、キクラゲ、ねぎを入れ」たとのこと。上で書いたように、「MAX」はねぎが増量されている一方で、肉そぼろがなくなり、キクラゲの量が減っています。全体量としては「1.5倍」の方がボリュームのある具となっていました。

ねぎが増えているのはとんこつラーメンらしさを増させる大きな要素で、ねぎの風味がスープの中でより映えていました。肉そぼろがなくなってしまったものの、そもそも「1.5倍」でもそれほど大きな役割を果たしていたわけではなく、肉がないのはさみしいとは感じるものの、コストカットをしつつも巧くとんこつラーメンらしさを向上させており悪くない変化かと思います。ただ、キクラゲが減ったのはちょっと残念で、私なんかはとんこつラーメンにキクラゲは絶対欠かせないと考えているので、コリコリ食感をたくさん味わえないのはマイナス材料でした。

揚げ玉やごまの量にはそれほど大きな違いはないように見え、特にごまの風味はスープの中でかなり存在感があり、新旧どちらも同じようにごまの強さが感じられて良かったです。紅しょうがも共通の存在でしたが、その影響力は雲泥の差で、「1.5倍」ではほぼ空気なのに対し、「MAX」の紅しょうがは具としてよりもスープの味として主要な役割を担っていると感じました。完全に紅しょうがありきの味に変化してしまっているので、紅しょうが苦手な人にとってはマイナスですかね。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
新商品「スーパーカップMAX とんこつラーメン」を、旧商品の「スーパーカップ1.5倍 とんこつラーメン」と比較してきました。すでにレポ済の「しょうゆラーメン」や「みそラーメン」に比べると、「MAX」になってのスープのパワーダウンは否めません。麺は「カドメン」ではなくなったことが奏功しており、また具もねぎ増量で他の具のコストカット分を補うとんこつラーメンらしさを発揮していて良かったですが、麺増量を含め前進した部分がスープのパワーダウンを相殺する以上の価値があったかは少し微妙なところだと思います。やっぱりスープは大事です。

一方で、「しょうゆラーメン」や「みそラーメン」に比べると、スーパーカップらしいパワー溢れる味という点で一枚上で、3種の味の中では今回の「とんこつラーメン」がいちばん完成度が高いとも感じました。旧商品との比較では最も進化と言い難い印象だったのに、他の味よりは高評価というちょっとややこしい判断となりました。全部で新旧6商品を食べましたが、旧商品の「スーパーカップ1.5倍 とんこつラーメン」が最もおいしいという結論です。微妙な結論ですいません。

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