麺量が90g→100gになって生まれ変わった「スーパーカップMAX」

今回のカップ麺は、エースコックの「スーパーカップMAX しょうゆラーメン」。2018年9月24日発売の、「スーパーカップ」シリーズの新商品です。大盛カップ麺の元祖にしてド定番商品である「スーパーカップ」が、麺量10g増しの100gとなり、「スーパーカップ1.5倍」から「スーパーカップMAX」へと生まれ変わりました。これが先日記事で触れたティザーサイトに書いてあった「破壊と再生」ってやつなのでしょうか。笑福亭鶴瓶さんを始めとするタレントや現役高校生を起用した大々的な広告を展開するようで、スーパーカップの新サイト公開後は重くてアクセスしにくい状態になっています。かなり注目を集めているようですね。

大盛商品の定番商品である「スーパーカップ」シリーズが麺量を90gから100gに増量してきたのは、かなり大きな意味があるように思います。今のところ他社含め、スーパーカップと同じバケツ型カップの大盛カップ麺は90gで横並びの状況でした。ここでスーパーカップがいち早くその慣例を破壊し100gにしてきたことで、他社にどう波及していくのか気になるところです。価格帯が同じで直接的なライバルと言える東洋水産の「でかまる」シリーズはもちろん、オープン価格である東洋水産の「ごつ盛り」シリーズや日清食品の「デカうま」シリーズ、さらにはPB商品の各種大盛商品まで波及していくのでしょうか。

今回まずは「スーパーカップMAX しょうゆラーメン」を取り上げ、旧製品からどう変化したのか見ていきたいと思います。後日、同時発売となった「みそラーメン」と「とんこつラーメン」についても、旧製品との変化を見ていきたいと思っています。サイト上で確認できる変化は、麺量が増えたことに加え、麺があのスーパーカップの代名詞だった「カドメン」から、丸刃で切った麺に変更になっているようです。「カドメン」は結構評判が良かったと思うのですが、果たして替えてしまって大丈夫なのでしょうか。そのあたりも新旧食べ比べてみたいと思っています。

前置きが長くなってしまいましたが、早速「MAX」と「1.5倍」の違いを見ていきたいと思います。果たしてどんな変化が見られるのでしょうか。楽しみです。



商品概要



左が新商品の「スーパーカップMAX」で、右が旧商品の「スーパーカップ1.5倍」。液体スープ、粉末スープ、かやくという構成は両者同じでした。個包装のデザインは違うものの、それ以外は大きな違いは見られません。



お湯を入れる前に粉末スープとかやくを入れた状態。ぱっと見でわかる違いはありませんでしたが、よく見るとメンマが新商品「MAX」の方がカットが大きく、量も多く見えます。麺については、よく見ると丸麺と角麺の違いはありますが、色合いや太さに大きな違いは見られませんでした。

品名:スーパーカップMAX しょうゆラーメン
メーカー:エースコック
発売日:2018年9月24日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)
定価:税別200円
取得価格:税込102円(イオン)

栄養成分の比較

スーパーカップMAX しょうゆラーメン
1食119g(めん100g)あたり
エネルギー:513kcal(めん・かやく444kcal スープ69kcal)
たん白質:9.6g
脂質:19.6g
炭水化物:74.6g
食塩相当量:7.9g(めん・かやく2.8g スープ5.1g)
ビタミンB1:0.36mg
ビタミンB2:0.53mg
カルシウム:437mg

スーパーカップ1.5倍 しょうゆラーメン
1食108g(めん90g)あたり
エネルギー:466kcal(めん・かやく382kcal スープ84kcal)
たん白質:9.3g
脂質:18.0g
炭水化物:66.7g
食塩相当量:7.6g(めん・かやく2.8g スープ4.8g)
ビタミンB1:0.36mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:227mg

麺量が10g増量して100gになったことは触れましたが、それに伴いカロリーも大幅増です。ただ、スープのみだと旧商品の「1.5倍」の方がカロリーがあり、このあたりはひょっとすると麺コスト増に伴うスープのコストカットの影響なのかもしれません。また、新商品「MAX」のカルシウムが倍近くに跳ね上がっており、骨太くしろ~というエースコックのメッセージかも知れません。なぜそんなメッセージを発するのかはわかりませんが。開発者がホラーマンかスケルトンT、もしくはキン骨マンの可能性がありそうですね。あとなんか骨キャラありましたっけ。重要キャラを忘れている気が・・・。



完成写真の比較



新商品の「スーパーカップMAX」。さすが麺が増量しただけあって、スープの表面に麺がせり出してきています。よく見ると丸麺になっていることがわかります。あとは、やはりメンマが大きくなっており、メンマ大好きオサーンさんとしてうれしい限り。スープの色や、コーン、ねぎに大きな違いはなさそうです。



こちらは旧商品の「スーパーカップ1.5倍」。よく見ると麺が角ばっており、「カドメン」であることがわかります。また、スープ表面に浮いている油脂の量が新商品の「MAX」より多いです。このあたり、スープのカロリーが上回っていることの現れでしょうか。



新旧スープに大きな違いはなく、こってりしょうゆ味のスープは継続

スープは「チキンをベースに、オニオンやガーリック、ペッパー等を加えた、コクがありつつもすっきりとした醤油スープ」で、「香りの良い鶏油と香味野菜の風味で後を引く美味しさに仕上げ」たとのこと。しょうゆの濃さと香りの強さがあるこってりしょうゆ味のスープです。鶏ガラの存在もしっかり感じられますが、鶏ガラしょうゆのスープのあっさり味のイメージはなく、胡椒による適度なスパイス感と、ちょっと甘めのしょうゆの後味が口に残ります。

上で、表面に浮く油脂の量が旧商品の方が多いと書きましたが、実際食べてみて、味の面では新旧でそれほど大きな違いはないように感じました。新商品のしょうゆ味スープは旧商品のテイストをそのまま受け継いでいるようです。大盛商品のしょうゆ味らしく、しっかりこってり味のまま継続していたのは良かったです。しょうゆ味としてはかなり食べ応えのある味に仕上がっています。

麺量が増えたのは大きなプラスでも「カドメン」ではなくなったマイナスも大きそう



新商品「スーパーカップMAX」の麺。丸麺であることがわかります。



旧商品「スーパーカップ1.5倍」の麺。「カドメン」なので角麺です。新商品「MAX」の麺に比べてひとまわり太いようです。

麺は「しっかりとした弾力があり、口の中で存在感のあるめん」で、「丸刃にすることで、滑らかでスープ絡みを良くし」たとのこと。90gから100gに麺量が増し、10gアップでも明らかに量が増えている印象です。新商品の麺は丸刃の麺になリ、多少細くなったように見えます。

確かにスープに馴染むという点では、旧商品の「カドメン」よりも新商品の丸麺の方が優れており、スープとのマッチングは新商品が上回ります。角麺よりも丸麺の方が主著がおとなしく、スープを前に出す効果があるように感じました。ただ、今までの「カドメン」も決してスープとミスマッチだったわけではなく、なかなか好相性でした。

今回のしょうゆ味単体で見た場合、スープと麺の相性は新商品の「MAX」が上回ります。しかし、旧商品「1.5倍」の「カドメン」は噛み応え、存在感が独特で、スーパーカップの大きな売りだったように思います。これをなくしてしまうことで、シリーズの大きな特徴が一つ消えてしまい、あまり良くないようのではないかと感じました。麺量10g増量は確かにすごいことで、食べ応えが増しているのは間違いないですが、「カドメン」の存在感もまた食べ応えの一部だったので、増量してもなんとかカドメンを残す方向にはいけなかったのでしょうかね。今回の麺でもずっしり食べ応えはありますが、残念ながら「カドメン」ほどではなかったです。

チャーシューはやや薄くなったもののメンマのカットが大きくなり量も増えた



新商品「スーパーカップMAX」の具。チャーシュー1枚と、メンマ、コーン、ねぎ。



旧商品「スーパーカップ1.5倍」の具。こちらもチャーシュー1枚(割れていますが)と、メンマ、コーン、ねぎで同じ構成です。新商品に比べるとメンマが小さい以外は、見た目それほど変わっていないように見えます。

具は「食べごたえのある豚バラ焼豚、コーン、ねぎ、メンマを入れ」たとのこと。具の構成は新旧同じで、メンマがパワーアップしています。

食べてみて初めてわかったのですが、チャーシューは新旧で多少違いがありそうです。新商品「MAX」の方が濃い目の味がつけられている半面、旧商品「1.5倍」の方がチャーシューに厚みがありました。個体差かなとも考えましたが、結構明らかな違いだったので、おそらく仕様かと思います。味の面では新商品のチャーシューの方がスープの中で映えていましたが、旧商品の方がしっかりした肉感がありました。多少、麺量増量によるコストカットの影響が出てしまっているのかなと思います。ただ、私みたいに食べ比べる人はごく少数だと思うので、実際食べ比べないのであればわからない程度の変化かなとも思います。

反面、メンマは新商品の方がカットが大きく、量も多かったです。私オサーンは額に「メ」の字が入っているメンママンなので、これはうれしい変化。しょうゆ味スープとメンマの相性は抜群なので、チャーシューのマイナス分を補って余りある変化だと感じました。

オススメ度(標準は3です)

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
以上、麺量が100gになり、発売30週年を迎えた「スーパーカップ」の新商品、まずは「しょうゆ味」でした。スーパーカップに求められる「食べ応え」ある商品という姿を追求した結果の麺量増で、理にかなった正常進化だと感じました。業界全体を巻き込んで大盛カップ麺を新たなパラダイムへ誘う革新的な変化なのは間違いないでしょう。麺量増によるコスト増は当然あったはずですが、スープの味や具の量の変化が軽微なのは好印象でした。ただ、麺量増と、スーパーカップの象徴だった「カドメン」の存続は両立してもらいたかったですね。

近日中に、同時発売された「スーパーカップMAX」の「みそラーメン」と「とんこつラーメン」にも挑戦したいと思います。

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