東京にある宮崎辛麺のお店「辛麺屋 一輪」の味を再現したカップ麺

今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 東京 一輪 旨辛麺」。2018年9月3日に発売された新商品で、東京で目黒などに3店舗構える宮崎辛麺のお店、「辛麺屋 一輪」の味を再現したカップ麺です。

宮崎辛麺とは?

宮崎辛麺」とは、主に宮崎県のラーメン店で供されている辛いラーメンで、にんにくの旨みを効かせた唐辛子のたくさん入った辛いラーメンです。地元では「辛麺」と呼ばれているそうです。具にはかき卵やニラが入り、こんにゃく麺と呼ばれる弾力のある麺なのも大きな特徴です。「宮崎辛麺」は比較的新しいご当地ラーメンであり、スープ、麺、具それぞれ韓国のラーメンとよく似ていることから、元を辿ると韓国のラーメンと何かしら関係があるのかもしれませんね。

これまでカップ麺化された宮崎辛麺

それほど多くはないもののこれまでにカップ麺化もされています。おそらく最も早くカップ麺化されたのは、エースコックから2012年に発売された「ご当地探訪 宮崎でみつけた 旨辛麺」で、エースコックからはその後同じ2012年に「B級グルメ探訪 宮崎県編 旨辛麺」も出ています。2017年に入ってサンヨー食品や明星食品も「宮崎辛麺」を発売し、サンヨー食品からは「サッポロ一番 ご当地マシマシ 辛すぎて旨い 宮崎 旨辛麺」、明星食品からは「明星 チャルメラどんぶり 宮崎辛麺」が製品化されました。今回はサンヨー食品による2度目の「宮崎辛麺」のカップ麺化で、1度目の商品がたたき台になっているものと思われます。

「辛麺屋 一輪」とは

そして今回のカップ麺の元になったお店、「辛麺屋 一輪」は、東京の目黒、渋谷、池袋にある宮崎辛麺を供するお店です。宮崎に本店のあるラーメン店「宮崎辛麺 和」の流れを汲むお店のようです。宮崎では有名な「辛麺」が全国的な認知度が低いことに驚いたのが始まりで、東京から「辛麺」を世界に広げていきたいと立ち上げたお店だそうです。お店の味がカップ麺で商品化されたので、その目標に一歩近づいている感じですね。果たしてどんなカップ麺に仕上がっているのでしょうか。



商品概要



品名:サッポロ一番 東京 一輪 旨辛麺
メーカー:サンヨー食品
発売日:2018年9月3日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(仕上げの小袋)
定価:税別205円
取得価格:税込216円(ローソン)

栄養成分表

1食93g(めん70g)あたり
エネルギー:416kcal(めん・かやく333kcal スープ83kcal)
たん白質:7.6g
脂質:17.5g
炭水化物:57.0g
食塩相当量:6.4g(めん・かやく2.2g スープ4.2g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:219mg

かき卵がたくさん入っている



お湯を入れる前の状態。「宮崎辛麺」らしく、かき卵がたくさん入っています。また、ニラではなくネギが入っているようです。かき卵の黄色と唐辛子の赤が鮮やかですね。



唐辛子に加え、にんいくやごま油も強く感じる「宮崎辛麺」のスープ

スープは「ポークとしょうゆのうまみをベースに、ガーリック、ごま油の風味を合わせ、唐辛子の辛みをきかせた、辛麺のスープ」とのこと。ポークベースのしょうゆ味のスープですが、どちらも控えめで、主役は唐辛子とガーリック、そしてごま油です。

別添で唐辛子が入りますが、スープ自体のみでも結構辛い味となっています。ピリ辛レベルではなく、辛口と大辛の中間くらいの辛さでしょうか。その辛さをメインに、にんにくとごま油の風味が強く効き、同じ辛いラーメンでも担々麺や台湾ラーメンなどとはまた別の味のスープに仕上がっています。



こちらは別添の唐辛子。元のスープが結構辛いですが、別添唐辛子を入れてもそれほど辛味が増す印象はなく、激辛レベルの辛さには満たないように思います。ただこの唐辛子が加わることで、風味が強く広がるようになります。

以前サンヨー食品から発売されていた「サッポロ一番 ご当地マシマシ 辛すぎて旨い 宮崎 旨辛麺」は、唐辛子の辛味がかなり強く、反面、それ以外の味はあまり印象に残りませんでしたが、今回のスープは決して唐辛子一辺倒ではなく、ガーリックやごま油で厚みがあり、だいぶ進化したスープのように感じました。



宮崎辛麺の特徴はない普通の油揚げ麺が使われている

麺は「なめらかさとつるみのある中太麺に仕上げ」、「ちぢれがついたスープがよく絡む」とのこと。中太よりは少し細めの印象の油揚げ麺で、宮崎辛麺の特徴である弾力の強い麺ではなくごく普通の食感の麺です。

やや食感はかためですが、加水は抑えめで縮れがついています。宮崎辛麺の特徴からは離れている麺ですが、麺自体に少し甘みを感じ、強いスープの中でもしっかり存在感があります。スープの邪魔をしない範囲で主張しており、スープと麺の相性はかなり良いのではないでしょうか。

これはこれでおいしいスープと麺の組み合わせで良かったですが、タテ型商品ではなく、どんぶり型のノンフライ麺商品でも食べてみたいです。製法に制限のある油揚げ麺よりもノンフライ麺ならばもっと宮崎辛麺の弾力のある麺を再現できたのではないかと思います。

かき卵の多さが特徴の具の構成

具は「かき卵のふわふわとした食感と風味がスープとよく合い、肉そぼろのうまみが食欲をそそ」り、「唐辛子、ねぎを加えて彩りよく仕上げ」たとのこと。かき卵がたくさん入っていて、なかなか賑やかな具の構成です。

かき卵は色味も鮮やかで、唐辛子の赤色とともによく映えています。また、少し甘みも感じられ、麺とともに辛いスープの中で清涼剤的な役割も果たしていました。この量はインパクトの強いスープでかなりの存在感があり、今回の商品の中で宮崎辛麺の特徴をもっとも再現できているもののひとつだと思います。

かき卵は目立っていましたが、他に入っている肉そぼろ、ねぎはそれほど多くは入っていませんでした。肉そぼろ(挽肉)は宮崎辛麺の特徴のひとつであるためもっと量が欲しかったのと、ねぎではなく宮崎辛麺で使われるニラが入っていて欲しかったですね。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
東京で宮崎辛麺を供するお店「辛麺屋 一輪」の味を再現したカップ麺でしたが、唐辛子による辛味一辺倒ではなく、にんにくやごま油の強く効いたスープはなかなかおいしかったです。麺は普通の油揚げ麺で、宮崎辛麺の特徴である弾力のあるこんにゃく麺が再現されておらず、また、具のニラがねぎになってしまっているのは残念な部分でした。今回の一杯はそれでも十分おいしかったですが、もっと再現性の高い本格的なカップ麺も食べてみたくなりました。価格が高くなって良いので、そのうちどんぶり型ノンフライ麺商品の登場を期待したいです。

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