「尾道ラーメン」で「凄麺」VS「麺NIPPON」対決!!!

今回のカップ麺は、「尾道ラーメン」対決として、ヤマダイの「ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば」と、日清食品の「日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン」を比較します。「凄麺尾道中華そば」は2018年6月25日発売の「凄麺」シリーズに新たに加わった新商品です。一方の「日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン」は2018年3月19日にリニューアル発売された商品で、ちょと発売時期が異なります。「日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン」は2016年3月に1度レポ済ですが、その当時から栄養成分等が異なっているため、中身は違っているものと思われます。

尾道ラーメンとは?

「尾道ラーメン」とは、広島県尾道市や福山市を中心に供されているご当地ラーメンで、背脂のかかったしょうゆ味のスープと平打ち麺が特徴のラーメンです。発祥が福山の「朱華園」というお店のため、福山ラーメンと呼ぶ向きもあるそうです。広島県では広島市の広島ラーメン(とんこつしょうゆ)や広島式汁なし担々麺、そして広島つけ麺といったご当地ラーメンがあり、有数のラーメン激戦区として知られます。そんな中で尾道ラーメンは50年以上の歴史を持つ全国的にも有名なご当地ラーメンとなっています。最近は汁なし担々麺の勢いがありますが、尾道ラーメンも忘れてはいけないご当地ラーメンのひとつです。

尾道ラーメンは供するお店によって味がだいぶ違うそうなので、ヤマダイ流の尾道ラーメン、日清食品流の尾道ラーメンを楽しめそうです。それぞれどんな味なのか、比較していくのが楽しみです。

過去にも「尾道ラーメン」は多くカップ麺化されてきており、東洋水産のどんぶり型油揚げ麺商品の「マルちゃん 尾道ラーメン」は、イオンの広島フェアがあると必ず見かける商品なので、おそらく地元では定番商品なんだと思われます。また、「日清麺職人」、「飲み干す一杯」、「全国麺めぐり」といったシリーズからも尾道ラーメンが出ていました。私が特に記憶に残っているのは東洋水産の「マルちゃん でかまる 尾道ラーメン 背脂醤油」で、「でかまる」シリーズらしいこってり味でおいしかったです。今回の商品2つはそれに匹敵する味なのでしょうか。



商品概要



左が凄麺尾道で、右が麺NIPPON尾道。ともに液体スープとかやく2袋の構成ですが、凄麺はレトルト調理品が入っており、ちょっとゴージャスです。味にどう影響しているのでしょうか。

品名:ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば
メーカー:ヤマダイ
発売日:2018年6月25日(月)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(液体スープ・かやく・レトルト調理品)
定価:税別210円
取得価格:税込228円(セイコーマート)

品名:日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン
メーカー:日清食品
発売日:2018年3月19日(月)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(液体スープ・かやく2袋)
定価:税別220円
取得価格:税別円(ドン・キホーテ)

定価は凄麺が10円安いですが、とにかくどちらも私の住む地域ではあまり出回っていない商品で、見つけるのが大変でした。麺NIPPONに至っては発売からだいぶ経っているのに、先日ドンキで初めて見かけたくらいです。たぶん、広島県とか中国地方だともっと店頭に並んでいるんでしょうね。麺NIPPONシリーズは札幌だと「札幌」と「横浜家系」ばかり見かけます。



左が凄麺尾道の麺で、右が麺NIPPON尾道の麺です。乾麺の状態だとひと回り凄麺が太く、また平打ち度合いも強くなっています。凄麺の麺はなんだかいつもの凄麺の麺という感じで、尾道ラーメンをあまり意識していないようにも見えます。麺NIPPONはそれほど強い平打ち麺ではありませんでした。

麺NIPPONが100kcal以上高カロリーで、特に脂質の差が大きくなっている

ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば
1食115g(めん62g)あたり
エネルギー:329kcal
たん白質:10.2g
脂質:8.1g
炭水化物:53.9g
食塩相当量:7.1g(めん・かやく1.8g スープ5.3g)

日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン
1食122g(めん70g)あたり
エネルギー:439kcal(めん・かやく321kcal スープ118kcal)
たん白質:9.9g
脂質:17.8g
炭水化物:59.8g
食塩相当量:7.9g(めん・かやく2.1g スープ5.8g)
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:139mg

麺量は麺NIPPONが8g上回っていますが、その差以上にカロリーの差が大きくなっています。100kcal以上麺NIPPONのカロリーが大きく、特に脂質の差が大きいです。麺NIPPONには商品名に「背脂」と入っているため、そのあたりが大きく影響しているのでしょうか。

完成品の比較



こちらは凄麺尾道。スープの色が濃いしょうゆの色で、細かい背脂が浮いています。そしてなんと言っても、レトルトのチャーシューとメンマが豪華です。これで定価税別210円なんですからすごいことですよね。画像からは伝わりにくいですが、ねぎもたくさん入っています。



こちらは麺NIPPON尾道。凄麺に比べるとスープの色が飴色っぽくてちょっと色味は薄いです。そして背脂の粒が大きい上、表層に油膜ができているのが大きな特徴で、これはかなり油が多そうです。乾燥チャーシューはラ王等に比べて小さく、メンマも細かくて見劣りしていますが、ねぎは結構たくさん入っています。



「凄麺」は濃いしょうゆ、「麺NIPPON」は背脂といりこだしが特徴のスープ

・「ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば」のスープ



尾道で昔から親しまれている中華そばのスープを再現」し、「本醸造濃口醤油とチキンをベースに背脂のコクが利いたスープ」で、「風味豊かな出汁と香味野菜を使用し、味わい深いスープに仕上げ」たとのこと。鶏ガラベースのしょうゆ味のスープで、濃いしょうゆ色で、色と同様風味でもしょうゆを強く感じます。表面に背脂が浮いていますが、レトルト具の中に入っていました。しょうゆの味は強いですが、全体的にはややあっさりめなスープで、背脂の効きはあまり強くありません。ちょっと脂の浮いたあっさりしょうゆ味といった感じでした。煮干しの味が後味としてほんのり感じられます。

・「日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン」のスープ



瀬戸内産いりこ粉とたっぷりの背脂を加えたコク深い醤油スープ」とのこと。こちらも鶏ガラベースのしょうゆ味のスープですが、スープ表面の油膜と大きめな粒によって、背脂が強く幅を利かせています。背脂による豚脂の風味とこってり感がかなり強かったです。しょうゆの味自体は控えめでまろやかな味ですが、いりこも強く感じられるため、背脂、いりこ、しょうゆの三位一体で複合的な味を形成しています。以前「麺ニッポン」だった時に食べた時よりもさらに背脂が強力になっている印象でした。

尾道ラーメンらしさとこってり感で勝る「麺NIPPON」

同じ「尾道ラーメン」を再現していながら、ここまで違うかというくらいぜんぜん違うスープで面白いです。「凄麺」は完全にしょうゆメインであっさり系の味なのに対し、「麺NIPPON」は背脂を前に出したこってり味で、前情報なく食べたら同じ尾道ラーメンを再現していると判別するのは不可能だと思います。私はそれほど実際の尾道ラーメンを食べたことがあるわけではないですが、イメージする尾道ラーメンに近いのは「麺NIPPON」の方で、背脂だけではなくいりこだしの味も存在感があり、尾道ラーメンらしい奥深さを感じました。「凄麺」のスープも単体で食べるなら悪くないのですが、比べてしまうとちょっと個性が弱いかなと思います。



弾力の強い「凄麺」の麺、それに比べると細くソフトな「麺NIPPON」の麺

・「ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば」の麺

尾道中華そばの特徴である平打風の麺を再現した、独自製法のノンフライ麺」で、「表面はツルツル、中はモチモチとした食感が特徴」とのこと。中太で平打ちのノンフライ麺です。「凄麺」らしく弾力のある多加水麺ですが、私としては尾道ラーメンは平打ちかどうかよりも低加水麺で中細の麺というイメージがあるため、尾道ラーメンらしさよりも凄麺らしさが重視されている麺のように感じます。

・「日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン」の麺

つるみとコシのある生麺風の中太ストレート麺」とのこと。中太というにはちょっと細めのノンフライ麺で、「凄麺」に比べると細く加水も抑え気味で弾力が弱いです。尾道ラーメンの麺はもっと細いイメージではあるんですが、それでも「凄麺」の麺よりは尾道ラーメンの麺に近いように思います。

「凄麺」の具にはレトルト調理品が用いられていて豪勢

・「ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば」の具

レトルト具材:チャーシュー、メンマ」、「乾燥かやく:ねぎ」とのこと。定価税別210円の商品でありながらレトルトの具を使用しているのが大きな特徴で、口の中でほろほろ溶けていくチャーシューと、歯応えの良い大きなメンマが入っています。乾燥具に比べるとかなり豪勢な印象でした。画像からはそうは見えないかもしれませんが、ねぎもかなりたくさん入っていました。

・「日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン」の具

チャーシュー、メンマ、ネギ」とのこと。チャーシューは日清食品お得意の乾燥チャーシューですが、「日清ラ王」等で使われているものに比べると小さいです。肉感はしっかりあってとてもおいしく、チャーシューだけなら「凄麺」のレトルトチャーシューにも勝っていると思います。ただ、メンマは小さくてだいぶ見劣りしていました。ねぎは「凄麺」ほど多くはなかったものの、しっかりたくさん入っています。

オススメ度(標準は3です)

・ニュータッチ 凄麺 尾道中華そば
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
・日清麺NIPPON 尾道背脂醤油ラーメン
★★★★★☆☆☆☆☆(5)


強い背脂といりこだしの効いた「麺NIPPON」のスープはかなり優秀で、また麺も加水が抑え気味で尾道ラーメンらしさがありました。「凄麺」のスープは濃いしょうゆ味で背脂は弱く、「麺NIPPON」とだいぶ方向性が違っていました。麺もいつもの「凄麺」の多加水麺で、特に尾道ラーメンという印象は受けませんでした。スープと麺は「麺NIPPON」に分がありましたが、具についてはレトルト調理品を使って豪勢な「凄麺」が優位で、特に大きくて歯応えのあるメンマがおいしかったです。

対決はスープの背脂が極上だった「麺NIPPON」の勝利と判断しました。

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