同時発売された「サッポロ一番」のしお系袋麺に辛味をつけたアレンジカップ麺2品

今回は、今週サンヨー食品から同時発売された、「サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ」と「サッポロ一番 塩とんこつらーめん 旨辛 タテ型カップ」の2品を食べてみたいと思います。ともに2018年7月2日発売の、定番袋麺「サッポロ一番」をアレンジした商品です。どちらもしお系スープに辛味をつけたカップ麺でかなりキャラが被っています。それなら一緒に食べて違いを見ていこうと思い立ちました。

写真左の商品、「サッポロ一番 塩らーめん」は定番中の定番の袋麺で、今回はその定番袋麺に青唐辛子の辛みを加えているそうです。なんか容易に味が想像できますね。おいしそう。

一方写真右が、袋麺の「サッポロ一番 塩とんこつらーめん」にコチュジャンの辛みを加えた商品。「サッポロ一番 塩とんこつらーめん」は2015年1月に発売された「サッポロ一番」袋麺の末っ子的な商品で、知名度はそれほどないですね。「サッポロ一番」袋麺の取り扱いのあるスーパーでも「塩とんこつらーめん」は売っていない場合も多いです。今回、「サッポロ一番 塩らーめん」と抱き合わせることで、実は「塩とんこつらーめん」って商品もありますよというメーカーの販促活動なのではないかとちょっと推測しています。

実はこの両者、袋麺で食べ比べてみると全然味違うんですが、それは置いておいて、しお系スープで辛味のついた商品という括りとして、メーカーの意図通り?ゴリ押しで同じ記事内で抱き合わせて書いてみたいと思います。



内容物の比較



左が「サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ」で右が「サッポロ一番 塩とんこつらーめん 旨辛 タテ型カップ」。しお系スープで辛味がついているという共通項で無理矢理括りましたが、中の具や麺はまったく異なっています。具は「塩らーめん」の方がかなりボリュームがありますが、「塩らーめん」が肉そぼろなのに対し、「塩とんこつらーめん」はコストがかかりそうな細切れチャーシューを使用しています。画像からは少し見にくいですが、「塩らーめん」に比べて「塩とんこつらーめん」の麺は黄色味が強いです。

商品概要

品名:サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ
メーカー:サンヨー食品
発売日:2018年7月2日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:なし
定価:税別180円
取得価格:税込105円(イオン)

品名:サッポロ一番 塩とんこつらーめん 旨辛 タテ型カップ
メーカー:サンヨー食品
発売日:2018年7月2日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:なし
定価:税別180円
取得価格:税込105円(イオン)

どちらも同じサイズで同じ価格。「塩とんこつらーめん」の方がスープにコストがかかっているため具が少ないのかもしれませんが、そのあたりは食べているだけの私にはよくわかりません。

栄養成分の比較

サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ
1食73g(めん50g)あたり
エネルギー:315kcal(めん・かやく268kcal スープ47kcal)
たん白質:7.8g
脂質:11.8g
炭水化物:44.5g
食塩相当量:5.8g(めん・かやく2.3g スープ3.5g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:243mg

サッポロ一番 塩とんこつらーめん 旨辛 タテ型カップ
1食70g(めん50g)あたり
エネルギー:309kcal(めん・かやく241kcal スープ68kcal)
たん白質:7.2g
脂質:12.5g
炭水化物:41.9g
食塩相当量:5.3g(めん・かやく1.5g スープ3.8g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:229mg

どちらも麺量は50gで少なめ。今回105円で取得できたので文句はないですが、定価税別180円の商品としては物足りないです。サンヨー食品のこの価格帯の商品は麺量50gが多いです。スープのカロリーや塩分では「塩とんこつ」が上回りますが、全体カロリーや塩分では「塩らーめん」が大きくなっています。具のボリュームにだいぶ差があることが影響しているものと思われます。



「サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ」は、ピリ辛なこと以外は袋麺そのものの味



サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ

スープは「チキンのうまみ、香辛料の風味がきいた塩味ラーメンスープに、青唐辛子の辛みと酢の酸味を合わせた、ピリ辛のスープ」とのことですが、ピリッと青唐辛子の辛さが効いている以外は、そのまんま袋麺「サッポロ一番 塩らーめん」の味のスープでした。鶏と野菜の強く出たあっさりしお味のスープで、辛さはピリ辛程度。もう誰が食べても袋麺の味そのものです。昔から食べている味なので安定感が樹齢1000年の大木のようです。

麺は「しなやかでのど越しのよいめん」で「味付けをすることによりスープのなじみがよくなってい」るとのことですが、これもいつもの「サッポロ一番 塩らーめん」をアレンジしたカップ麺同様、ソフトな食感の中細麺で、袋麺を忠実に再現できています。袋麺ではやまいもが練り込まれているのが大きな特徴なんですが、カップ麺では使われていないにもかかわらず、ある程度ソフトな食感を再現できています。鶏と野菜の効いたやわらかいスープにこの麺の組み合わせは、キン肉マンとテリーマン、もしくは翼くんと岬くんばりの安心をもたらしてくれます。個人的には阿良々木を守るガハラさんの組み合わせも捨て難い安心感がありますね。

具は「キャベツ、肉そぼろ、スクランブルエッグ、いりごま、赤ピーマンの組合せ」とのことで、これは先ほども少し触れましたがかなりのボリュームで、地味に180円カップ麺で最高クラスの具の量なのではないかと思います。肉そぼろとスクランブルエッグがかなりの量入っており、単なる袋麺の再現商品ではないぞと強く主張しています。いりごまもたくさん入っていて、いりごまの香ばしさが味の決め手になっているのは袋麺共通です。

青唐辛子のピリ辛はしっかりありましたが、基本的には袋麺の味を忠実に再現しつつ、具のボリュームで差別化している一杯。麺量は50gと少なめですが、味の安定感と具のボリュームはお見事。素晴らしい商品です。



一緒に発売された相手が悪かった「塩とんこつらーめん」



サッポロ一番 塩とんこつらーめん 旨辛 タテ型カップ

スープは「ポークのうまみに香味野菜や昆布、魚介を合わせた塩とんこつスープに、コチュジャンやラー油の風味を合わせた、旨辛のスープ」とのことですが、「塩らーめん」のカップ麺がスッキリした味わいだったのに比べるとやや雑味を感じるスープで、とんこつ感はそれほどないものの、豚の旨みが味の肝となっています。袋麺に比べるとちょっと雑味が強いですかね。麺の味だったり具の味だったりがスープに移った影響かと思います。袋麺でもそうですが、「塩らーめん」や「みそラーメン」と比べると味の主題がはっきりせず、味がぼやけて感じられてしまいます。また、コチュジャンやラー油が入っているとのことですが、存在感はそれほど強くなく、「塩らーめん」の青唐辛子以上に目立っていません。辛さもピリ辛以下ですかね。

麺は「スープがよく絡む、黄色い中細のちぢれめんに仕上げ」たとのことですが、「塩らーめん」とは明らかに違うかための食感で黄色みの強い中細麺です。「塩らーめん」よりがっしりしていて麺の主張は強めです。袋麺の麺もコシが強めですが、袋麺よりさらにかためで、黄色味も強いように感じました。「塩とんこつらーめん」のスープにも、「塩らーめん」のソフトな麺の方がしっくりマッチするように思いますが、差別化のために「塩らーめん」と「塩とんこつらーめん」で違う麺を使っているのでしょうか。

具は「チャーシュー、いりごま、ねぎ、キクラゲ、かき卵」で、種類は豊富です。定価税別180円のカップ麺としては十分なボリュームがあり、本来なら満足いく具の構成なのですが、今回は「塩らーめん」との同時発売で、「塩らーめん」の具がとんでもなく充実してるため、比べてしまうと見劣りしてしまいます。肉そぼろではなく細切れのチャーシューが使用されていますが、それほど肉感のあるタイプではない、ちょっとハムみたいな食感。かき卵も「塩らーめん」のスクランブルエッグと比べてしまうと物足りないです。いりごまはたくさん入っていましたが、スープの中での映え方が全然違っていました。今回のスープとの相性は「塩らーめん」ほど良くないように感じました。

オススメ度(標準は3です)

・サッポロ一番 塩らーめん ピリ辛 タテ型カップ
★★★★★☆☆☆☆☆(5)

・サッポロ一番 塩とんこつらーめん 旨辛 タテ型カップ
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)

サッポロ一番袋麺の2種、「サッポロ一番 塩らーめん」と「サッポロ一番 塩とんこつらーめん」に辛味をつけたカップ麺のレポをお送りしましたが、「サッポロ一番 塩らーめん」のデキの良さが際立ちました。定番の「塩らーめん」を同時に発売することで「塩とんこつらーめん」の知名度向上を狙ったと思われますが、逆に引き立て役に甘んじてしまったように感じました。「塩らーめん」の袋麺に近いスープの味、そしてボリュームのある具がとにかく光っていました。

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