今回の「本気盛」の新商品は「辛コク醤油」

今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 本気盛 辛コク醤油」。2018年4月16日発売で、タテ型大盛カップの定番「本気盛」シリーズの新商品です。今回は「辛コク醤油」という何ともソソられる味。「辛コク」と名のつく「本気盛」は「辛コク辛味噌」などみそ味と組み合わせた商品が何度か出ています。「本気盛」独特の主張のある角太麺は、濃いスープ、強いスープとでなければバランスの取れない難しい麺だと感じていますが、最近の「本気盛」シリーズはそのあたりしっかり練られている商品が多く、大盛濃厚味をガッツリ食べたい人にとっては信頼度の高いブランドになっている印象です。今回もいかにもスープの味が強そうな商品名なので、たぶん大丈夫でしょう。とても楽しみな商品です。



商品概要

品名:マルちゃん 本気盛 辛コク醤油
メーカー:東洋水産
発売日:2018年4月16日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:1袋(特製スープ)
定価:税別210円
取得価格:税込224円(ファミリーマート)

栄養成分表

1食113g(めん80g)あたり
エネルギー:487kcal(めん・かやく384kcal スープ103kcal)
たん白質:11.9g
脂質:20.8g
炭水化物:63.0g
ナトリウム:2.7g(めん・かやく1.1g スープ1.6g)
ビタミンB1:1.42mg
ビタミンB2:0.42mg
カルシウム:170mg



濃いしょうゆ味に太い豚脂、そしてピリ辛唐辛子のこってり濃厚スープ

スープは「唐辛子の辛味を利かせた、醤油感とポークの旨味のある甘めの醤油味のスープ」とのこと。豚脂が厚めのこってりしょうゆ味のスープに、唐辛子がピリ辛程度に効いています。真っ黒な色で、色味に違わずスープもかなり太いです。しょうゆ味も豚脂もとても濃く、中華そば風のしょうゆ味みたいな繊細な味ではありません。少しだけ甘みがあってこの甘さがスープの濃厚感を増幅させています。これに粒状の唐辛子の辛味が強すぎない程度に効いていて、決して激辛ではないのですが、この辛さもスープの強さにつながっています。「本気盛」のイメージにぴったりな強くて豪快な印象のスープだと思います。しょうゆ味で濃厚こってりな味はこうやって作るんだんぞ!と模範を示されているような感じがしました。濃厚スープに耐性がないと厳しい味かと思いますが、耐性なければ「本気盛」シリーズ自体を選ばないと思うので、購入層の要求にしっかり応えたスープと言えるでしょう。

いつもの本気盛の太麺と濃いスープのバランスは良い

麺は「なめらかでコシのある、太めの角麺」とのこと。いつもの「本気盛」シリーズのやや平打で縮れの強い太い油揚げ麺です。非常に主張の強い麺で、少々のスープの味などかき消してしまいかねない存在感。以前はこの麺のおかげで「本気盛」シリーズが好きになれず、今でもこの麺自体は好きではないのですが、最近の「本気盛」は強い麺に対しさらに強いスープを合わせてくるため、暴れ麺をうまく御している印象が強いです。今回も麺自体は相変わらずなのですが、先ほど強調したようにスープがさらに強いため、バランスはしっかり取れていました。今後もこのやり方でずっといってもらいたいです。

「本気盛」のイメージ通りの大量の豚肉がうれしい

具は「味付豚肉、キャベツ、メンマ、ねぎ」とのこと。味付き豚肉はしっかり肉感のあるタイプで、しかもかなりたくさん入っています。「本気盛」のイメージ通りの肉々しさが出ています。「本気盛」はたまに出るお店再現商品でなければ具はいつも安定して素晴らしいです。キャベツやねぎもしっかり入っていますが、真っ黒なスープの中に浸すとまるで黒子のようになってしまいます。濃いスープの中であまり存在感なかったですが、メンマもしっかり入っていました。今回の「本気盛」も具のボリュームは文句なしです。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★★☆☆☆☆(6)
「辛コク醤油」とはどんな味かと思いながら食べましたが、しょうゆ味と豚脂が両方とも強く、それに粒状の唐辛子によって辛味をつけたスープでした。非常に濃い味なのが特徴で、「本気盛」のいつもの角太麺とのバランスがしっかり取れています。具の豚肉の量もたっぷりでスープに負けておらず、大盛こってり商品はこうあるべきという姿。なんだか最近、「本気盛」シリーズに★6を連発しているんですが、今回も思い切った味で★6。文句のつけどころのないおいしい一杯でした。

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