1992年当時の味を再現したの「日清ラ王 復刻版みそ」を現行「日清ラ王 香熟コク味噌」と食べ比べ

今回のカップ麺は、日清食品の「日清ラ王 復刻版みそ」。「日清ラ王」シリーズの新商品でで、前回レポの「復刻版しょうゆ」に続いて「日清ラ王」が最初に発売された1992年当時の味を再現した復刻版です。今回はみそ味。現行品の「日清ラ王 香熟コク味噌」がかなりレベルの高い商品なので、復刻版をそれと比べてしまうとさすがに分が悪いですが、食べ比べることで、時代の変遷を実感できるのではないかと思います。みそラーメンはどう変化を遂げているか、今回も楽しみな比較です。


左が「日清ラ王 復刻版みそ」で右が「日清ラ王 香熟コク味噌」。1992年の発売当時はカップは丸かったですが、今回は現行品と同じ八角形カップです。

商品概要

品名:日清ラ王 復刻版みそ
メーカー:日清食品
発売日:2018年1月8日(月)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)
定価:税別220円
取得価格:税込237円(イオン)

栄養成分表

1食99g(めん65g)あたり
エネルギー:318kcal(めん・かやく273kcal スープ45kcal)
たん白質:8.8g
脂質:6.0g
炭水化物:57.3g
食塩相当量:6.2g(めん・かやく2.1g スープ4.1g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:164mg

麺の違い


日清ラ王 復刻版みそ」の麺。「復刻版しょうゆ」と同じ麺かと思われます。生タイプ麺をノンフライ麺で再現しており、現行品と比べて縮れがあって透き通っています。


こちら「日清ラ王 香熟コク味噌」の麺。「復刻版」に比べてストレートで太いです。黄色みも強いです。

野菜のみの復刻版と肉ミンチの入った現行品


日清ラ王 復刻版みそ」。細かい野菜が入っていますが、具の存在感はそれほど強くなさそうです。スープの色がうすめ。


こちらは「日清ラ王 香熟コク味噌」。「復刻版」に比べ色の濃いスープで、肉ミンチが入っています。ごまが浮いているのは共通。

野菜の甘みを感じるあっさりみそ味スープで主張は小さい

スープは「赤みそと白みそをダブルで使用し、鶏ガラ、豚骨をベースに炒め野菜とごまの香ばしさをきかせた甘めのみそ味」で、「発売当時の味わいに仕上げ」たとのこと。野菜の甘みを強く感じるあっさりめで少し甘さのあるみそ味のスープです。みその味は弱く、ベースの味も細いです。札幌ラーメンのような太いとんこつは感じられません。最近のカップ麺のみそラーメンは結構濃くてガツンとくるものが多いですが、このスープはやわらかさが大きな特徴かと思います。一方の現行品「日清ラ王 香熟コク味噌」は、ベースのとんこつが太く効いている濃いめのみそ味で、野菜の甘味も感じられるものの、復刻版に比べてかなりとんこつとみそが太いです。またラー油や唐辛子が入っており、少しピリ辛なのも大きな違いです。ともにごまが効いていますが、味の弱い「復刻版」の方が相対的にごまの風味が前に出ています。現行品の方がハッキリした味でパンチがあり、しょうゆ味の時と同様、現行品の方がエッジが効いている印象でした。ハッキリわかりやすい味にシフトしていると言えると思います。

あまりみそラーメンの麺っぽくない中細ノンフライ麺

麺は「20番の切刃で切り出した3層ノンフライの縮れ麺」で、「発売当時の生タイプ麺の食感をノンフライ麺で再現した、つるみともちもち感が特長」とのこと。「復刻版しょうゆ」と同じと思われる、中細で縮れのあるノンフライ麺です。最近のみそラーメンは太麺のものが多いですが、この麺はそういった麺とは一線を画す、ふにゃふにゃした多加水麺です。1992年当時の生タイプ麺を再現した麺で、この麺が当時のみそラーメンの麺に近いというわけではなく、当時もおそらくみそラーメンの主流は太麺だったかと思います。スープがかなりあっさりしているため、太い麺よりも今回のような中細麺の方がバランス的に良いと感じます。縮れがあることでスープをよく拾い、弱いスープが多少強く感じられるのも良かったですね。一方の「日清ラ王 香熟コク味噌」の麺は、現行品しょうゆと同じストレート麺で、復刻版と比べるとひと回り太く、小麦感の強い麺となっています。こちらはこちらであんまりみそラーメンっぽくない麺ではありますが、濃いめのスープとの相性が良いです。生タイプ麺の食感を再現した麺と、生粋のノンフライ麺ですが、より生麺っぽいのは現行品の方だと思います。

細かい野菜のみの具の構成でボリュームに欠ける

具は「もやし、ネギ、ニンジン」で、「発売当時の具材構成を再現し」たとのこと。肉系の具が入っていない構成。細かい野菜が入っていますが、主役と呼ぶべき存在はなく、どれもそれほど多くはありません。当時入っていた野菜はもっと多かったように思いますがどうなんでしょうか。現行品の具は肉ミンチにコーンとネギで、しょうゆ味の時のような大判乾燥チャーシュという大物はないですが、肉ミンチはそこそこ量があります。現行品も存在感のある具とは言い難いものの、復刻版と比べるとだいぶボリュームがあるようには感じました。

オススメ度(標準は3です)

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
日清ラ王の「復刻版みそ」と「香熟コク味噌」の比較でしたが、野菜の甘みを感じるけど全体的に味が弱くエッジが効いていない「復刻版」に対し、ベースのとんこつとみその太さを感じる現行品という構図。概ねしょうゆで食べ比べた時と似たような違いを見出だせました。現行品の味を知ると復刻版は、当時よくこれで満足できたなと感じてしまう輪郭のなさなんですが、このあっさりが良いと思う人も多いのかもしれませんね。時代の変遷により、よりハッキリした味へシフトしていっていることがよくわかりました。これはラ王だけの変化ではなく、おそらくラーメン全体の傾向としても同じようなことが言え、ラ王の変化はそれを反映した結果なのではないでしょうか。特に若い人だと、復刻版だけ食べても味に抑揚がなくて満足できない場合が多いかと思います。食べ比べて25年を経た今と昔を感じることで価値を見出だせる商品だと思います。

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