今回のカップ麺は、日清食品の「日清麺職人 わかめ醤油」。日清の定番シリーズ、「日清麺職人」の新作です。今回はわかめにクローズアップした商品ですが、見た感じどうにもエースコックのわかめラーメンと似ている気がします。「わかめ」のフォントの色もそっくりだし、わかめにコーンに白ゴマの構成もよく似ています。業界の盟主として、わかめラーメンのことはエースコックに任せておく余裕が欲しいような気がしますが、最近の日清食品は積極的に他社の強い領域に踏み込んでいってるように思います。あんまり日清食品にはとってもらいたい戦略ではないのですが、これで味がエースコックと全然違ったなら、そして全然違うのに味の完成度が高かったなら、改めて尊敬の眼差しで日清食品を見たいと思います。果たしてどんな味なのでしょうか。食べるのちょっと怖いです。



商品概要

品名:日清麺職人 わかめ醤油
メーカー:日清食品
発売日:2017年4月17日(月)
麺種別:ノンフライ麺
かやく・スープ:3袋(後入れ液体スープ・かやく・スパイス)
定価:税別180円
取得価格:税込125円(西友)

栄養成分表

1食93g(めん65g)あたり
エネルギー:293kcal(めん・かやく277kcal スープ16kcal)
たん白質:7.9g
脂質:4.5g
炭水化物:55.1g
ナトリウム:2.5g(めん・かやく0.5g スープ1.5g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:176mg



スープ

すっきりとした醤油ベースのスープ」で、「わかめの風味をきかせ」、「やみつき感をプラスする特製スパイス」が別添とのこと。雑味のないやわらかいしょうゆ味のスープに、わかめの風味と強いスパイスが効いています。わかめ風味やスパイスの強さはエースコックのわかめラーメンと共通するスープですが、エースコックでは大きな特徴である魚介風味は感じられず、その分わかめの風味が強く感じられる印象でした。いずれにせよ、パッケージで抱いた印象に違わず、エースコックわかめラーメンの影響を大きく受けているスープだと思います。

"まるで、生めん。" のような食感の3層ノンフライ中細ストレート麺」とのこと。中細のストレートノンフライ麺です。180円のこの価格帯の商品でこんなすごい麺使ってくるのかと、毎度のことながら驚かされる麺職人の麺です。ほんとに「まるで生麺」です。生麺特有のコシがありながらやわらかい食感を見事に再現しています。冒頭に書いたとおりこの商品はちょっと批判的な目で見ながら食べているのですが、ちょっと麺だけは文句のつけようがないです。やわらかいしょうゆ味のスープとの相性もバツグンで、スープの邪魔をしない範囲で麺自体の甘さを伝えてきました。

いりごま、わかめ、コーン」とのこと。大量のわかめです。わかめの量はエースコックと互角かなと思います。しょうゆ味スープに大量のわかめは改めて鉄板の組み合わせなんだと実感します。そしてゴマが味に大きく寄与しているところもエースコックと同じです。わかめ風味のあっさりスープの中で、スパイスのパンチとゴマの香ばしさが効果的に効いてしました。エースコックに入っていたメンマがないですが、基本的にはエースコックとまったく同じことをしようとしている意図を感じます。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
あっさりしょうゆにわかめとゴマの風味、そして強めのスパイスが重層的に重なり、文句なくおいしい一杯でした。その上、麺職人の「まるで生麺」の高品位な麺があわさり、これ単体で評価するなら、180円でよくやったという高レベルな味に仕上がっています。正直、本家エースコックにひけをとらないくらいおいしいです。でもやってることは基本的にエースコックと同じというか、本家わかめラーメンのパイを狙う意図がありありで、これが他社なら戦略としてありだと思いますが、業界のリーダーである日清食品だけはとってはいけない戦略だと思うんです。日清食品の役割は常に前を見て新しい境地を切り開くことであり、他社の模倣でフォロワーとなることではないと思うのです。インスタント麺の製造特許を独占することができたところを、業界全体の発展を願ってあえて日本ラーメン工業協会を設立して製法を他社に公開した、日清食品創業者安藤百福の意志に反してはいないですかね。もちろん、現実は理想通りになんていかないし、いろいろ会社内でも事情はあるんだろうとは思うんですが、日清食品に理想を求める1ファンとしてはちょっと残念な商品だったです。エースコックとはまったく違う切り口でわかめラーメンを作ってくれてたなら文句はなかったんですけどね。

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