今回のカップ麺は、東洋水産の「MARUCHAN QTTA(クッタ) SHO-YUラーメン」。鳴り物入りで登場の大型ブランドである「MARUCHAN QTTA」シリーズ3種のうちのひとつです。店頭でのプッシュのされ方や広告への力の入れ方から、仮想ライバルはおそらく日清カップヌードルと思われます。そこで今回は、同じしょうゆ味スープである「カップヌードル」と食べ比べながら進めていきたいと思います。



こちらQTTAの調理前です。エビにダイス肉にタマゴにネギ。完全にカップヌードルを意識している構成なのがわかります。具料もかなり多く、これはひょっとしてカップヌードルより多いのでは・・・ということでお次はカップヌードルの調理前。



画像からはわかりづらいですが、具量について、肉に関してはQTTA>カップヌードル、エビは両者互角、タマゴはカップヌードル>QTTAといったところ。カップヌードルはこの価格帯ではかなり具量の多い商品なんですが、QTTAはまったく負けていません。このあたり気合の入り方が大きいことがわかります。それにしても、前回食べたQTTAとんこつではここまで具の量多くなかったんですけどね。カップヌードルと競合する味だからでしょうか。

商品概要

品名:MARUCHAN QTTA(クッタ) SHO-YUラーメン
メーカー:東洋水産
発売日:2017年3月27日(月)
麺種別:油揚げ麺
かやく・スープ:なし
定価:税込180円
取得価格:税込138円(マックスバリュ)

栄養成分表

MARUCHAN QTTA(クッタ) SHO-YUラーメン
1食73g(めん60g)あたり
エネルギー:322kcal(めん・かやく270kcal スープ52kcal)
たん白質:9.1g
脂質:12.1
炭水化物:44.1g
ナトリウム:2.0g(めん・かやく1.0g スープ1.0g)
ビタミンB1:0.80mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:153mg

カップヌードル
1食77g(めん65g)あたり
エネルギー:353kcal(めん・かやく335kcal スープ18kcal)
たん白質:10.7g
脂質:15.2
炭水化物:43.4g
ナトリウム:1.9g(めん・かやく0.9g スープ1.0g)
ビタミンB1:0.20mg
ビタミンB2:0.22mg
カルシウム:95mg

2商品の成分表を比べてみると、全体のカロリーでは麺量が5g多いカップヌードルの方が大きいのですが、スープのカロリーだけならQTTAの方が大きいです。スープの濃厚さはQTTAの方があるということなのでしょうか。数字を見る限りはQTTAの方が期待できそうな感じがします。



完成したものを見比べると、QTTAの方がスープが多いのに対し、カップヌードルは麺がだいぶスープを吸ってしまっていることがわかります。これは麺の性質の違いがよくわかって結構面白いですね。



QTTA。ダイス肉がかなり目立っています。見ためはダイス肉というより肉ボールに近いような印象です。



カップヌードル。タマゴの彩りが特徴的です。肉がQTTAに比べると小ぶりな上、コロチャーの小ささがちょっと気になります。

スープ

ポークとチキンをベースに、ガーリック・白胡椒・黒胡椒を利かせた、濃厚感のある味わい深い醤油味のスープ」とのこと(QTTA)。味の系統的にはどちらもしょうゆ味のスープに胡椒を効かせているということでよく似ています。ただ、QTTAのスープはカップヌードルに比べるとだいぶしょうゆの香りが強く、胡椒の効き方もカップヌードルより強いです。QTTAのスープの後にカップヌードルを味わうと、だいぶ薄味に感じてしまうレベルです。さすが若い世代向け、スープのパンチはQTTAに軍配が上がります。QTTAが一般的なしょうゆラーメンの味に近く、カップヌードルはカップヌードルの味というか、比べてみるとしょうゆラーメンとはだいぶかけ離れた味がする印象です。

『つやもち製法』による、なめらかで弾力のあるスープとの絡みの良い麺」で、「ラードを使用した油で揚げ、香ばしい風味をつけ」たとのこと(QTTA)。どちらも細めの油揚げ麺なんですが、QTTAの方がつるみともちもち感があって、本物の麺に近い感じがします。比べちゃうとカップヌードルの麺はかなりフニャフニャしています。これじゃなければカップヌードルじゃないのですが、スープ同様、QTTAの麺はより本物のラーメン近づけていると感じました。QTTAの麺はノンフライ麺の食感と味に近いのに対し、比べてしまうとカップヌードルの麺に油揚げ麺臭をだいぶ感じてしまいます。QTTAとカップヌードルのいちばんの違いなんじゃないかと思います。

豚肉ダイス、たまご、えび、ねぎ」とのこと(QTTA)。具の構成自体はQTTAとカップヌードルまったく同じです。QTTAのダイス肉は大振りで量も多いです。そして、カップヌードルの謎肉に比べるとだいぶ肉感が強く本格感たっぷりです。エビは調理後の量はややカップヌードルの方が多いように思いましたが、QTTAの方が大きいエビを使用しています。カップヌードルのエビは味も素晴らしいので、これがおいしさの一つの秘訣になっていますが、QTTAのエビもカップヌードルに負けないくらいおいしいエビでした。これはビックリです。タマゴは明らかにカップヌードルのものが多く、甘さもあっておいしかったです。でも具はQTTA大健闘です。具の総合力ではQTTAの方が良いんじゃないかと思います。

オススメ度(標準は3です)

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
QTTAは明らかにカップヌードルの影響を受けた商品と言え、スープの系統や具の構成でが思い切り被ってはいるのですが、その中でQTTAが独自性というかカップヌードルと違いを出そうと腐心している様子がうかがえます。よりしょうゆ感を強くしたパンチのあるスープ、カップヌードルの麺とは対極にあるノンフライ麺的な食感と味を持った麺、そして謎肉に対してより肉感で勝負してきたダイス肉、比べてみるとかなり別物です。私個人の好みで言えば、QTTAの味の方が断然好きです。手軽でありながらラーメンらしさを出してきたところがカップヌードルとの差異と言えるでしょう。ただ、カップヌードルとの違いはある程度生み出せていたものの、これがQTTAならではの個性かというとそれは違い、あくまでカップヌードルの二番煎じ感は拭えません。絶対のブランド力のあるカップヌードルに対し、今後どういう個性を付加していくかがQTTAブランド育成の鍵になるのではないかと感じました。カップヌードルに負けないクオリティの高さは間違いなくあります。なればこそ二番煎じを良しとするのではなく、これぞQTTAと言えるものが欲しいところです。

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